2017/01/09
売上げあげてやるっ!は続かない
考えごとが大好きな東京の社長です。
ボクも色々と商売させてもらっていますが、全部が良いという時期は
なかなかお目にかかれません・・・(そうなりたいっ 汗)
売上げの調子が悪いときどうするか、ボクなりの考え方を書きますね。
「売上げを上げよう!!と社長が頑張る」
売上げを持ってくるのは、社長さんの場合が多いでしょうから、一見OK
かと思います。
続かないのですよね。一時的には上がったケースを見ますが・・・
ボクも良くこのパターンに陥りますが、疲れて続かないんです。
まして、多角化なんてできません。他のビジネスが調子悪くなったりします。
まず削ぎ落とす
やることを増やすことを考えてしまいますが、まずは「やらない事を決める」
ことではないでしょうか。
一番簡単なことが、無駄な経費を抑えることです。←単純です。説明しません。
次は、無駄な作業を減らすことです。誰が決めたルールか分かりませんが、
何となく決まりごとで実行されているルーチンはないでしょうか?
社長の思いつきで始まったルーチンで、自分が指示したこと忘れてたり(笑)
精査して止められるものは、止めるべきです。
次は忘れやすい視点なので大事です。
「お客様を減らす」ことです。正確には、利益を産まないお客様を減らすことです。
昔からの付き合いだから~
誰かが決めた条件でなんとなく~
お仕事を拒否する前に、条件見直しなど行なってみたらどうでしょうか?
意外と、「そんな条件だったの?知らなかったよ~」と返事がくることも多いです。
面白いですよね☆
赤字のときはどうする?
これは難しい課題です。
読者の皆様は優秀でしょうから、それでも赤字のときは、
・原因が分かっているがルール(制度改定、法律改定、条件改定)
で変更できない
・これ!といった原因ではなく、慢性的な原因がある
この2つの場合が多いようです。
本を読んだりすると「起死回生の投資」をして、周囲から反対もあったが、
社長が押し切った!結果、大繁盛!!というエピソードもありますが、
ボクはこの方法は使いません。怖いからです。
まずは、損益分岐点を下げて、トントンにすることを目指します。
コストカットや、不利な仕事の組み換えなどを行います。
まずは、資金繰りの悩みから社長が開放されることが大事です。
この時点では、金融機関も「攻め」は容認しないことが多いですよね。
落ち着く
逆説的ですが、会社の調子が悪い時は、社長は会社に行かない日を
作った方が良いです。
会社に行くということは、渦のなかに飛び込むということで、「今日も1日、疲れたな!」
「頑張ったし良しとするか!」など、妙に開き直って、自分を鼓舞することになりかね
ません。
精神的に起伏を作ると、良いことはないですよね☆
体にも負担がかかります。まずは、落ち着くことです。
会社を客観視して、ひとつの塊として傍観する。
是非、やってみることをオススメします。
次の打ち出を考える
ぼーっと、新聞、雑誌を読んでみたり、ふらっと展示会などに行ってみましょう。
皆さんならば、アイデアが浮かんでくると思います。
落ち着いて、自社に合うのか、打ち出としてストーリーに無理は無いか、など
楽しく妄想しましょう。
きっと、何かのヒントが生まれるはずです。
優秀な人材を差し込む
優秀な人材なんていないよ!という声が聞こえてきますが、できれば皆さんには、
この視点だけでももってもらいたいです。
元気がない会社には、優秀な人材を送り込むことがとても良い刺激になります。
「人材がいないから赤字なんだよ」とボクも言われるときもありますが、
外部のコンサルタントやお知り合いでも良いのです。
外部の人に手伝ってもらうことからスタートすることもできます☆
社長は考えて判断することが仕事かなとボクは思ってます。
今日のおさらいは、「社長こそ、現場という渦に入っていくのは、意図的に避けて、
「静かな環境で冷静な判断ができるよう時間を使ってみよう」ということでした。
気持ちよい朝の日差しを浴びながら、車を走らせて考えたことは、
概ねこんなことでした。