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合理性のなかの非合理【社長編】

time 2017/01/09

合理性のなかの非合理【社長編】

合理的過ぎるとダメなの??

こんばんは。考えごとが大好きな東京の社長です。

新聞、雑誌、吊り広告、ネット・・・

色々なメディアで「合理性の追求」を目にします。

何でも合理的にやるのが、スマートだと、

当たり前のように刷り込まれています。

でも、本当にそうでしょうか???

一方で、成功者は、時代の寵児、時代の風雲児、

革命家!などと、賞賛されています。

ほぼ、ストーリーしては、「起業したが全くだめで、

人の反対を押し切った事業がヒットして、上場した」

ことでまとめられています。

本当に何を信じれば良いのでしょうか?

非常識なアイデアを思いついても、大体が、専門家や

社内の常識人達に潰されてしまいます。

でもそれが、後から考えても、やらないで良かったと

思えることもあるので、とても厄介です。

でも、「風雲児」的なことをしないと、成功は難しい

ワケで、悩ましさが満載です(笑)

ボクは色々と、失敗もしましたので、現時点での

答えをシェアさせてもらえればと思います☆

合理性は最重要

やはり、合理性は必要なようです。

例えば、割り箸を作るのに、日本人全員雇って、

手作業をで作ったらどうでしょう??

使い捨てでできる値段に収まりますか??

やはり、海外工場、しかも自動化して、大量生産

するという判断になると思います。

ファミリーレストランではどうでしょうか??

やはりセントラルキッチンは必要ですよね。。

全部、仕入れから仕込みまで個店でしていたら、

とんでもない値段になってしまいます。

味もバラバラになりますし・・・

ある珈琲チェーンでは、珈琲を抽出した液体を

各店舗に運んで、店舗では温めるだけという

オペレーションを取っているようです。

合理性はもっとも重要なファクターです。

非合理性も必要

経済学になってしまいますが、ちょっとお付き合いを

願います。

合理性を追求して、競合が全て同じサービスを展開

した場合、それを完全競争と呼びます。

完全競争下においては、すべてのプレーヤーに

利潤がなくなります。

学問では既に答えは出ているのです。

ということは、完全競争を崩すための非合理性が

必要になり、そこに利潤が生まれることになります。

従って、非合理性はとても大事なのです。

非合理性の程度

非合理性は、合理性のなかのキラりと光る部分に

適用すべきです。

お客さんに、「あそこって○○がいいよね!」と噂される

部分に非合理性を持ってきてください。

例えば、うどんチェーンの丸亀製麺では、店内で

うどんを粉から製麺しています。

本当に、小麦粉が店内においてあり、製麺機が

稼動しています。

これが非合理なのです。

あの製麺機と小麦粉を見て、打ち立ての麺を

釜で茹でていたら、どうみても「美味しそう」と

なるのです。実際に、美味しいと思います☆

合理性を追求したら麺は製麺した状態でセントラル

キッチンから輸送が普通ですが、サスガに頭の良い

非合理性だと思います。

風雲児とは何か?

ボクは、風雲児とは、「製麺を店内でやる」くらいの

非合理性を、全体の合理性のなかで調和させている

ことを成功させた人だと思っています。

丸亀製麺は、その他の手は、極めて合理性を追求

しているのです。

セルフ式にした、行列がわざとできるようにした、

まずはショッピングセンターに出店した・・・・

これらの打ち出は、業界紙などに詳しく書かれて

いますので、省略しますね。

でも、合理的だということです。

ボクは、起業家だからといって世の中をひっくり

返すようなアイデアを求められていないと思って

います。

あまり、ハードルを上げすぎずに、合理的に物事

を捉えて、何か1つキラリとするアイデアを入れ込む。

このアイデアだけは、他人に否定されても、守り

続けることが大事です。

ここは経営者しかわかっていない領域ですから☆

ボクのビジネスの非合理性とは何だろう?と考え

ながら、帰路についていました。

 

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