2017/01/09
「石の上にも3年」と言うのは簡単
こんにちは。考えごとが大好きな東京の社長です。
皆さん、新人さんや若手社員に向かって、
「石の上にも3年だから」・・・、まあもう少し腰を据えて
取り組んでみようよ、と諭す機会って多いのでは、と
思います。
石の上にも3年とは、とても万能な言葉で、3年間って
長いようで短い、短いようで長い、絶妙な期間です☆
ボクは、この3年にはある法則に気づいたのです。
ロイヤルカスタマーになる期間
3年間通ってくれるお客様は、超ロイヤルカスタマー
だということです。
皆さんは、3年間同じお店に通い続けたことはありますか?
これは結構難しいことですよね☆
3年間に及ぶと、もう習慣化になります。
いくのが当たり前。
誰がどんな技術をもって、どんな会話が得意か、
良く理解できます。
お店側の人が入れ替わったりして、お客さんの
方が、新人さんに声をかけたりします。
また、その新人さんの成長も見えて、微笑ましく思う。
そう、生活の一部になる感覚です。
とても楽しく、ホームグラウンドに帰る感覚です☆
お店側の努力はハンパない!!
お店側に立って考えてみると、如何でしょう?
3年間、同じお客さんに来てもらうって、とても大変
ですよね・・・・・
1年間だけでも、血の滲むような努力が必要です。
チケット販売に、年間契約、誕生日プレゼント、
メルマガ、SNS、絶えず努力が必要です。
でも、、、、
ボクの感覚と経験からすると、3年間来てもらうには
テクニックではまず無理ということです。
本物のお付き合いでないと、3年間は来てもらえ
ません。
洗車ショップの例
ボクは洗車ショップを経営しています。
プロが洗う、いわゆる手洗い洗車のお店です。
手洗い洗車は嗜好品で、集客レベルは相当の難易度です。
ただし、満足できるサービスを提供するお店が、
少ないという特徴があります。
小数のスペシャルショップのみ生き残っている状態です。
紆余曲折して5年間くらいは、産みの苦しみを味わいました。
サービスやメニューの差異化に5年を費やしました。
20~30種類は新商品を出しました。
何故なら、商品にお客様は惹かれると思っていた
からです。
でもやってみてわかりました。
3年間通って下さるお客さんは、商品メニューは
さほど気にしないということでした・・・・
結構、衝撃でした(笑)
3年間通ってくれるお客さんは、うちのスタッフに
会いにきていたのです。
単純にそれだけです。
洗車のメニュー商品は、二の次だったのです。
人員の固定化が必要
洗車ショップや、美容院、シェフの顔で売る高級レストラン、
マッサージ店などの、属人的な要素が強いお店の場合、
お店の人員の固定化は必須の打ち出です。
3年間のロイヤルカスタマーを作るには、
- 3年間同じ場所で、お店を続けること
- 3年間働いてくれるスタッフを確保すること
- 3年間働ける仕組みを会社に作ること
が必要になります。
売上げが見込める固いお客さんを欲しい、欲しいと
思っていても、いざ会社の内部には仕組みを作らない
ケースを良く見たりします(汗)
どんなに、メニューを変えたり、看板をつけたり、
雑誌に広告載せたりしても、ダメなのです。
「灯台下暗し」という言葉がありますが、本気に
なって点検してみはどうかなって思います☆
ボクも、先ばかりみて、実は足元を見ていないと
いうときがあるので、自戒の意味を込めてます♪
ちょっと注意!!
3年間同じスタッフを固定化するのは、難しいから
自分にお客さんを付けてしまおうかな・・・・
この考えは、ボクは大反対です!!!
これぞ、ザ・落とし穴です。
いつか自分が忙しくなり、限界がきて、売上げ
がストップします。
自分の代わりもいないので、本当に目詰まりを
起こします。
自分が風邪を引いたら、売上げが下がります。
他店舗展開、多角化は夢の話となります。
回り道ですが、番頭さんや社員さんに、お客さん
が付くように、我慢と努力が必要です!!
洗車ショップにいつも来てくれるお客さんを
思い出して、感謝しながら、ドライブをしていました。