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品質で勝負は逆効果です【社長編】

time 2015/09/14

品質で勝負は逆効果です【社長編】

ウチは料理が自慢ですは誤り

皆さん、ごきげんよう。考え事が大好きな東京の社長です。

昨日、お知り合いの税理士さんからとっても面白い話をきいて、

やっぱりボクの思っていたことは、正しかった!と、再認識

できました。この場で、皆でシェアしましょう。

例えば、飲食店で、

うまくいっている店、うまくいってない店ありますよね。

うまくいっていないお店は、意外かもしれませんが、

料理が美味しい店だったりするそうです。

えっ!!とボクは思いました。

「美味しければ、満足してリピートする」

当たり前のことだと思っていました。

過剰自信のワナ

ボクは考え込んでしまいました。

確かに、品質にこだわりすぎるとバランスを欠く・・・

でも、良く理解できませんでした。

その税理士さんは、

それでは、税理士の正確性って比較できる?

この税理士が良いとか悪いとか、計算の正確性で比較できる?

とアドバイスして下さいました。

そして、料理人は「皿の上で勝負したがる」ということでした。

ボクは、ガーンとしました。なるほど、そういうことだったのか!

美味しければ良いのか?

お客様の立場になれば理解できますよね。

美味しいだけのお店に何回も行きたいか?

ボクは行きたくないです。

お店は、その場の雰囲気、馴染みのスタッフ、料理の提供速度、

トイレの清潔度、タクシー配車のスムーズ、大将との会話などなど、

様々な要素をトータルで感じて、満足を得るのですよね。

これが、経営側に立って考えると、どうしても提供側の理論、

「美味しければ間違いなく流行る!」と勘違いしてしまいます。

ボクがいつも気をつけていることです☆

既に勝負アリ

飲食店の話を続けますね。

食べる前から「勝負アリ」という、ご経験は皆さんにありませんか?

店が汚く、食べる前からゲンメツ

予約したのに、お店が忘れてた(怒)

「すぐに料理作ります」で待つことにしたら、30分経過・・・(諦め)

その逆に、

お店がテーマパークみたい(ワクワク)

予約席が、夜景No.1の場所だった(ラッキー)

ふらっと寄ったら、名前を呼ばれた(嬉しい)

こんなときは、料理が好みの味付けだとか、盛り付け方がどうか

なんて気になりますか??

『食べる前に勝負アリ』になっています。

皿の上で勝負していたら、勝負する前に、試合が終わっていたという

ことになりますね☆

自分で毎日感じていることなのに、何故か経営側になるとわからなく

なってしまう。とても、不思議なことですよね。

お店バリバリ目線から、お客様目線に変われるように、スタッフ教育

もとても大事です。

トータルでの品質がやっぱり大事

ここからが重要です。ボクが何年もかかって理解したことです。

トータルでそこそこの品質はダメ!って聞いたことありませんか?

これからは選択と集中の時代だ!!と。。。。

ファミリーレストラン没落の理由は、総花的なメニュー構成にある!

これからは、専門店の時代だ!!

ボクは、この言葉に本当に惑わされました。

5~6年、本当に信じ込んでいました(泣)メディアの力は強いです。

この手の話は、自分なりに咀嚼しないといけないようです。

ボクは、選択と集中を、「お皿の上で勝負すること」と勘違いしていました。

飲食店の場合は、料理に特化することが大事なんだ!!

なるほど!

ど真ん中に特化すれば、何とかなる!!

そんなことはお客様目線からはありえないのに・・・

食事も、接客も、清掃も、おもてなしも、、、全部がトータルで及第点を越える

ことが必要なのです。

その上で、ちょっぴり食事がお客様の期待を超えて美味しいだけで良いのです。

最近は、新しい業態にチャレンジする時は、「トータルちょっぴり作戦」をいつも

心に置いて、仲間と楽しく議論しています☆

人と会うと自分が本当にレベルアップするなぁと思いつつ、考え事をしていました。

 

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