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”引いて”みよう【社長編】

time 2015/07/07

”引いて”みよう【社長編】

objective

会社を遠くから見よう!

考えごとが大好きな東京の社長です。

毎日出社する会社だと、なかなかうまくいかないかも知れませんが、

一歩”引いて”自分の会社を見てみることをオススメします。

多角化するということは、他の会社や事業部に自分を移すことを

意味しますので、今いる会社から離れないといけないのです。

この練習のために、一歩”引いて”ご自分の会社を見るのが大切

なのです。

ボクの場合は、ガソリンスタンドの運営から、少し踏み出して洗車場を開設し、

現場責任者として必死になって呼び込みをしていました(軽く1万台は洗車しました)

が、ある時、一大決心をして現場に出るのをやめました。

不安との戦い

これが初めての会社、正確には現場から離れた体験でした。

しかし、現場を取り仕切らせたTマネージャーに、毎日電話攻勢してしまう

アマちゃんでした。「あのお客様はここがポイント」、「今いくら売りあがった?」

などと、心配しきりでした。

すると常連さんからボクに電話がなって、「なんだよいないのかぁ~(ガッカリ風)」

すると、ボクは「近くなのでスグに行きます!」との返答をしてしまっていました。

そうすると、張り切ってつなぎを着て、また車を洗って、楽しい談笑タイムです。

そう、戻って来てしまいました。。。

そんなことを半年くらい続けました。不安でしかたなかったのです。

罪悪感!

会社(正確には現場)を離れなければ!と思っているのですが、離れても何をして

良いか分からなかったです。何だか、サボっているような気もしながら、スタッフは

自分のことをどう思っているのかなぁなどと、落ち込んだりしていました。

わざと、ビジネス書を買い込んで、読みふけったりしたこともありました。

「現場離れるという自分のやりかたは、間違っていない」何度も、暗示をかけてたのかも

しれません。でも、不安は拭い去れませんでした。罪悪感と入り混じって、最悪の

精神状態を体験しました。

どうすれば脱出できるか?

このままでは、楽な方、即ち、現場で張り切ることを選択してしまう!

と脳が叫んでいました。

必死で考えました。その答えが、「現場を”ひとつのまとまり”として見てみよう」

とのことだったかと思います。うまく書けないので、難しいですよね?

イメージすると、全員写真の「ハイチーズ!」の真ん中に、自分がいないという

ことです。要するに、自分の意識として、自分からハブられるように仕向けた感覚です。

楽しい、自分を頼りにしてくれるスタッフに囲まれて・・・・という楽園から、自分を追い出した

のです。自分への極刑ですねwwwwww

気持ち悪い感覚

自分の居場所を自分で断ち切るわけですから、当然気持ち悪い感覚でした。

ボクはもがき苦しんでいましたが、多分スタッフは「最近こないなぁ~(ちょっとラッキー)」

程度にしか思っていなかったと思います。

でも、ボクは悶々として、我慢して続けました。

今思うと、自分の意識とスタッフの意識のギャップは、地球と月

くらいかけ離れていたのかなと思います。

当時は、全く気づかなかったです。苦しい毎日でした。

魔法はありませんでした

記事としては、あるときに「すぅーっと」、罪悪感や不安が消えたというのがオチとしては、腑に落ちる

のですが、いつまで経っても消えないものです。

当時よりは6年程経っていますので、うまくなって来ましたが、感情のコントロールの部類に入る

ライフワークだと思っています。この感情は性格を変えない限り消えないので、この感情を感じない

ようにコントロールする術を身に着けることが大事かなと思っています。

締めくくりとしては、「自分が思っている程、相手は自分のことを考えたり、気にしたりしているわけ

ではない」ということです。ちょっと大人になりました。

今日の少雨のなか、ゆっくり車を走らせながら、昔を思い出して考えたことは、こんなことでした。

 

 

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