2017/01/09
会社を遠くから見よう!
考えごとが大好きな東京の社長です。
毎日出社する会社だと、なかなかうまくいかないかも知れませんが、
一歩”引いて”自分の会社を見てみることをオススメします。
多角化するということは、他の会社や事業部に自分を移すことを
意味しますので、今いる会社から離れないといけないのです。
この練習のために、一歩”引いて”ご自分の会社を見るのが大切
なのです。
ボクの場合は、ガソリンスタンドの運営から、少し踏み出して洗車場を開設し、
現場責任者として必死になって呼び込みをしていました(軽く1万台は洗車しました)
が、ある時、一大決心をして現場に出るのをやめました。
不安との戦い
これが初めての会社、正確には現場から離れた体験でした。
しかし、現場を取り仕切らせたTマネージャーに、毎日電話攻勢してしまう
アマちゃんでした。「あのお客様はここがポイント」、「今いくら売りあがった?」
などと、心配しきりでした。
すると常連さんからボクに電話がなって、「なんだよいないのかぁ~(ガッカリ風)」
すると、ボクは「近くなのでスグに行きます!」との返答をしてしまっていました。
そうすると、張り切ってつなぎを着て、また車を洗って、楽しい談笑タイムです。
そう、戻って来てしまいました。。。
そんなことを半年くらい続けました。不安でしかたなかったのです。
罪悪感!
会社(正確には現場)を離れなければ!と思っているのですが、離れても何をして
良いか分からなかったです。何だか、サボっているような気もしながら、スタッフは
自分のことをどう思っているのかなぁなどと、落ち込んだりしていました。
わざと、ビジネス書を買い込んで、読みふけったりしたこともありました。
「現場離れるという自分のやりかたは、間違っていない」何度も、暗示をかけてたのかも
しれません。でも、不安は拭い去れませんでした。罪悪感と入り混じって、最悪の
精神状態を体験しました。
どうすれば脱出できるか?
このままでは、楽な方、即ち、現場で張り切ることを選択してしまう!
と脳が叫んでいました。
必死で考えました。その答えが、「現場を”ひとつのまとまり”として見てみよう」
とのことだったかと思います。うまく書けないので、難しいですよね?
イメージすると、全員写真の「ハイチーズ!」の真ん中に、自分がいないという
ことです。要するに、自分の意識として、自分からハブられるように仕向けた感覚です。
楽しい、自分を頼りにしてくれるスタッフに囲まれて・・・・という楽園から、自分を追い出した
のです。自分への極刑ですねwwwwww
気持ち悪い感覚
自分の居場所を自分で断ち切るわけですから、当然気持ち悪い感覚でした。
ボクはもがき苦しんでいましたが、多分スタッフは「最近こないなぁ~(ちょっとラッキー)」
程度にしか思っていなかったと思います。
でも、ボクは悶々として、我慢して続けました。
今思うと、自分の意識とスタッフの意識のギャップは、地球と月
くらいかけ離れていたのかなと思います。
当時は、全く気づかなかったです。苦しい毎日でした。
魔法はありませんでした
記事としては、あるときに「すぅーっと」、罪悪感や不安が消えたというのがオチとしては、腑に落ちる
のですが、いつまで経っても消えないものです。
当時よりは6年程経っていますので、うまくなって来ましたが、感情のコントロールの部類に入る
ライフワークだと思っています。この感情は性格を変えない限り消えないので、この感情を感じない
ようにコントロールする術を身に着けることが大事かなと思っています。
締めくくりとしては、「自分が思っている程、相手は自分のことを考えたり、気にしたりしているわけ
ではない」ということです。ちょっと大人になりました。
今日の少雨のなか、ゆっくり車を走らせながら、昔を思い出して考えたことは、こんなことでした。