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顧客満足とリピートと利益の関係【社長編】

time 2015/07/20

顧客満足とリピートと利益の関係【社長編】

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顧客満足とリピートは関係ない

考え事が好きな東京の社長です。

小雨のなか、車を走らせています。

ボクは10年程度の経営のキャリアがありますが、顧客満足って妄信して

しまうのですよね。CS経営なんて言葉は7年くらい前に流行りましたね。

横文字になると、妄信しやすいなんて噂も、経営者仲間とします(笑)

10年間やってるなかでの今のボクの結論は、

「顧客満足は大事、だけど満足の上げ方をコントロールしよう」ということです。

お客様の要望を聞き入れるとどうなるか?

テレビ番組を見ていると、「お客様の要望で種類が増えて!」、「ヒット商品になりました!」

などお客様の意見を取り入れると何かいいことあるよ!という報道が多いですね。

一部は正解だと思います。

また、地元のお年寄りのための何でも揃う多品種のスーパー、例えば漬物だけで

通常のスーパーの10倍の品揃え!!!

このアイデアは100点満点の例です!!←尊敬します!!!!

何がツボでしょうか。

お客様は、基本ワガママです、安くして、早くして、もっと良いものを提供して、

と際限がありません。

良く聞く話ですが、ラーメン屋を開業して、お客様がそばが食べたいというからメニュー追加して、

アジフライが食べたいから追加して、お茶漬けが食べたいから追加して、、、

更に付け払いに同意して・・・

そんなお店、行きますか?

一番、やってはいけない顧客満足の追求です。

お茶漬け食べたお客様は、良いお客様ではないですよね☆

いいなりになってしまっては、利益どころではなく、社長が忙しくなるだけです。

一部の満足を突出して上げる!

先ほどの、漬物のスーパーの例がとても分かりやすいので説明します。

「お年寄り」というお客様を想定して、「お漬物」という商品に絞って、「少量多品種」で

勝負をするということです。

このスーパーでは、若い女性が好きそうなアパレルお洋服は売っていません。

若い女性のお客様が、アンケートに「好きな服が無い」と記入しても、絶対に

品揃えしません。

お線香の種類なら喜んで増やしますよね☆

一部に尖がって満足を追求することで、店がキレイに改装するとか、もっと安くするとか、

駐車場を増すとか、という様々な打ち出を取らなくて済むということになります。

大事にしたいお年寄りのお客様は、大満足ですよね☆

このスーパーの次の打ち出は、スーパー通路の段差をなくす、手すりを付ける、

配達サービス、送迎サービスを繰り出すことでしょうね!!!

益々、強くなりますね。うんと利益出して欲しいです。

顧客満足とリピートは別

最近、ボクは思うのですが、顧客満足とリピートは別物じゃないかと思っています。

このスーパーの例ですと、満足してまた来店するという構図になりますが、

やっぱり顧客満足とリピートは別と考えていたほうが良さそうです。

満足は、長くて3日くらいしか続きませんよね☆

1週間もすれば、満足した感情を忘れてしまうようです。

このスーパーの例だと、来店頻度が週に2回はあると思いますので、

満足=リピートとなるのかな。

床屋さんとか、飲食店さんは、確実に忘れられますよね。

リピートは、如何にお客様に忘れないでもらって、選択肢として入れてもらうのか、

ということに尽きます。

お店から、お客様に常に接触をするという視点が大事かもしれません。

ポイントカード、回数券、チラシ、DMなどはそのために使うのだと、ボクは

理解しています。最近ではSNSは必須ですよね☆

もちろんオンリーワンを目指して、あなたしか提供できないサービスの開発を

徹底的にして欲しいのですが、たいていは、他店も同じことをやってます。

最近は、情報の洪水に溢れているので、もしオンリーワンのサービスを提供しても、

お客様の思考は、一瞬で他社に移ることもありえます。

このお客様とのつながりかたは、またの機会にお話しようと思います。

今日のおさらいは、「顧客満足はその上げ方に注意しなければいけないのであり、

満足を上げればリピートするという観念は捨ててみよう」とうことでした。

小雨の中、ワイパーを動かして、車を走らせながら、考えていたことは、こんなこと

でした。

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