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事業を構想するときの方法 その2【社長編】

time 2015/07/20

事業を構想するときの方法 その2【社長編】

ひねりはあるか?

こんばんは。思いの外、夜のドライブが気持ちいので、少し足を延ばして

考え事をしています。考え事の好きな東京の社長です。

事業を構想するときに、

1.筋の良い話か

2.トレンドか(5年程度)

3.商材の供給は潤沢か

4.確実な需要はあるか

5.ビッククライアントには気をつけよう

については、さっきまで考え事をしていました。

更に、ボクはひねりがあるかを、要素に入れています。

筋の良い話は、聞こえが良いのですが、ボクの場合は、失敗することが多いのです。

ガソリンスタンドでは、店員が給油するフルサービスを、セルフ式にして、経費を削減

するという筋の良い話が主流になっています。

しかし、セルフ式にいって、うまくいくとは限らないのです。

敷地が狭くて、セルフ式にしたら、お客様が入らなくなったとか、

導線のために移動スペースを十分にとったら、給油レーンが減ったとか、

え!!と思うケースが、後を絶ちません。

そこで「ひねる」のです。

セルフスタンドなのに、人を多く雇うのです。

給油にかかっていた時間を省いて、お客様への提案に力を入れるのです。

そして、ガソリン以外の商品が売れる状態にしていく。

これがボクの思う、「ひねり」です。

意図的な忌避

更にボクが重視しているのが、意図的な忌避、他社がとうてい真似しない要素

を入れることです。

セルフスタンドで人を多く雇うことは、実は他社もやっているのです。

やっぱり熾烈な競争となります。

例えば、ボクの板金修理工場では、ものすごく設備を整えて、ディーラーかの

ようにキレイな建物になっています。

板金修理業は、ディーラーや整備工場から下請けで、仕事をもらう会社が多いので、

建物をキレイにすることは無駄なのです。

でも、敢えてキレイにすることで、ビジネスになります☆

「こんなに設備が整ってキレイな工場はない!」と、噂になり、ご紹介につながる

からです。そうすると、下請け仕事から脱皮できます。当然、粗利も増えやすく

なります。社員達の意識も、顧客寄りになります。いいことづくめです☆

細かい差別化を積み重ねる

話を新規事業の組み上げに戻します。

ひねって、忌避の要素を入れて、その後は、細かい差別化を積み重ねることです。

気をつけて欲しいことは、「ひねり」や「忌避」がより際立つように、差別化を積み

重ねることです。

この段階にくると、どこかで聞いたベストな方策を、もってきてもダメです。

良く良く考えることが必要になってきます。

脳ミソに汗をかく!くらいに。

板金修理工場に例になると、受付に女性を採用する(案外とできていない)、

修理代車に新車を用意する(普通ありえない!)、イメージカラーを統一する、

珈琲マシンを用意する、、、こんなことを積み重ねていきます。

キレイな建物だけど、油まみれのおじさんが、「へい、いらっしゃい!!」では、

全てが台無しですよね☆

ここでもう一度お伝えしたいのが、ひねりと忌避に沿った差別化をすることです。

板金修理工場は目立たないから、派手な色使い(例えば○ーコンビニ倶楽部

は黄色と赤)を採用しよう!では、いけないのです。

誤解してはいけないので、建物が古いから黄色と赤に塗って、お客様の印象

に残す、ことは正解なのです。

ですが、社長は全体として整合性の取れる差別化を志向しないといけません。

色々な差別化が打ち出として、「全体」でアピールするようにしましょう☆

差別化を最低10個は欲しい

ひねりと忌避をサポートする差別化は最低10個は用意してください。

ボクは紙に書くようにしています。すぐに忘れてしまうんです(汗)

差別化のアイデア出しは、是非役員さんや経営者仲間と談笑しながら、

行なうことをオススメします。

ボクも、話好きなので、「ねぇねぇ この話すスゴイでしょ!」などと、話して

いると、説明しないといけないので、頭の整理になるのです。

すると、相手に促されて新しいアイデアがポンポン出てきます。

それを紙に書くのがベストなのですが、書き忘れてしまうこともあります。。

そういえば、あのアイデアの差別化は何だった?と、今、本気で思い出しています(笑)

読者の皆さんも、是非やってみてくださいね!

快調に夜のドライブをしながら考えたことは、概ねこんなことでした。

 

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