2017/01/09
世の中の常識は疑おう
こんにちは。考え事が大好きな東京の社長です。
ボクは、ひねくれモノではないのですが(笑)、世の中で当たり前と
と思われていることに、疑問を感じる方です。
でも大部分は、常識に流されているのですが、ことビジネスに関して
は、常識と反対の事実を見つけると、「よっしゃーっつ!!」と
ガッツポーズをします。簡単にいうと、ひねくれモノです(汗)
すごく、わかりやすい事例をシェアしますね☆
アナログからデジタルへ
「アナログからデジタルの時代へ」と聞くと、誰もが疑わない事実です。
テレビは、アナログからデジタルになり、ボクも買い換えました。。。
カメラも、フィルムカメラからデジカメに変わりました。
ボクも何回もデジカメ買ってます。。。
世間の「じょーしき」です。
でも、富士フィルムさんの「チェキ」が売れているようなんです。
デジカメが売れない?!
チェキは実は1998年から売られています。
当時は、アナログカメラが駆逐されて、デジカメに切り替わっていた
時です。100万画素でビックリ、次は200万画素!!
と機能を争っていました。
ポラロイドカメラもひっそりと、その姿を消しました。
でも、何故かチェキは売れているようです。
その代わり、デジカメが売れない時代になってきました。
もう、訳が分からない状態です。
「アナログからデジタルの時代」ではなかったの???
デジタルが売れないで、アナログが売れてる。
これは、ちょっと研究してみる余地がありそうですね(^^)
アナログが新鮮!?
デジカメが世の中に溢れすぎています。ボクも何台買ったか・・・・
デジタル一眼レフもあります。
でも、ちょっと食傷気味です。
皆さんも、デジカメにちょっと飽きがきたのではないでしょうか?
ボクは、スマホを持った瞬間から、もっぱらスマホ写真家です。
更に、今の中高生は、ポラロイドカメラは知らない世代みたいです。
物心ついたときからデジカメが家庭にあった世代です。
チェキは新鮮に映るみたいです。
価値を再定義している
ここまでは、「地道に売っていたら、時代が追いついてきた」
というお話で、そんなにビックリすることではなさそうです。
しかし、チェキは海外で絶好調らしいのです。
海外で売れているということは、富士フィルムさんは、相当なる
マーケティングをしているはずです。
もう少し、深く研究してみましょう。
チェキは、基本の機能(すぐに写真が出てくる)は、変わらないの
ですが、色々と機能が増えています。
特に、特徴的なのはカラーバリエーションが豊富になって、
形も女子が持ちやすいように改良されています。
日本の女子中高生に人気で、プリクラ的に使われているようです。
けど、、、ボクは、女子中高生の実態はちょっとわかりません。。。。(汗)
海外で何故売れる?
実は、チェキは、このkawaii(カワイイ)中高生のファッションごと、
丸ごと輸出する戦略を取っています。
日本の女子中高生のファッションや生活スタイルは、海外
特にアジアではとても人気が高いようです。
その女子がチェキを使って、写真を見せ合いっこしている
この「風景」を輸出しているようです。
まさに、『価値の再定義』です。
もう、インスタントカメラとして売っている訳ではないですよね☆
ハゲシク、勉強になります。
価値観を表現して、その結果、当たり前に製品が売れていく、
製品を売ろうとしないから、売れてしまう・・・
スバラシイ!!
うちの製品はどうせ古いよ、とあきらめない
チェキの事例は、ものすごく示唆に富んでいると思いませんか?
皆さんにとって、いつも売っている「当たり前商品」も、ちょっと見方
を変えてあげるだけで、魅力的になるということです!!
例えば、洗車ショップだったら、洗車して車がピカピカになり、
デートがうまく行った光景を想起して頂くのはどうでしょう?
それともゴルフの時に、「いつもキレイにしてますね~」と、
羨ましがられる光景はどうでしょう?
更に、下取りに出す時に、思いの外高い金額がついたなんて
どうでしょう?
随分「洗車」について印象が変わってきますよね!
お客様にも新たな価値が伝わって、お互いに幸せな気持ちに
なれるのではないでしょうか?
チェキを買おうかな?と思いつつ、移動中のクルマのなかで
考えたことは、概ねこんなことでした。