2017/01/09
お客様主義は時と場合
おはようございます。考え事が大好きな東京の社長です。
爽やかな朝ですね~緑がまぶしい!!
今日も快調に運転です。木々を見ながら考え事です。
皆さんは感度の高い方が多いので、「お客様は神様」は実は間違いなのは、
お気づきですよね。
少なくとも、現場を俯瞰する立場にある経営者・管理職の方は、一歩引いて
お客様を見つめてみましょう!
ニーズを聞くとあれこれ悩む
ボクもこのワナにはまりました。
洗車ショップの店長をしていた時、立ち上げたばかりで本当にお客様が少なかった(涙)
1人でも呼びたい、来て欲しい・・・
そんな切羽詰った気持ちでした。
当時は、洗車サービスも試行錯誤で、正に暗中模索状態。。。キツかった・・・
社員も半信半疑。「自分でやるしかない病」にまんまとはまりました。
「お客様はお友達」の心理になり、特定のお客様の意見に振り回されました(反省)
値段が高い・・・・こんなサービスが欲しい・・・スタッフの制服を変える・・
営業時間を延ばす・・・・
「もう、無理っ!!」と何度も思いました。
今、考えるとその頃のアイデアは、ほぼ消滅しています(笑)
答えは単純です、「プロではないお客様の意見を取り入れてしまった」
裏を返すと「自分の軸がなかった」ということになります。
とても、良い経験になりました☆
アンケートも相当怪しい
洗車ショップの店長のときに、新製品を開発していました。
その時お会いしたコンサルの方は、「アンケートとれば良い」とお話されていました。
凄く明快だったのです。「1人で悩むな、お客様に聞け」と。
当時は、「そうか!」と思ってしまいました。
何人かにアンケートを取りました。メモを取り、気合十分でした。
しかし、うまくいかなかったです。
「お客様は、自分が欲しいものが分からなかったのです」(コロンブスの卵)
今は、その洗車ショップでは、お客様がどう考えても思いつかない商品が
一番売れています!!!
自分は何をやっていたのか~と猛反省しきりです。
社長が現場に出ると、良くも悪くも権限を持っているので、遠回りが多いというのが
ボクの印象です。
マーケティング屋の資料は慎重に
売上げが思うように立ち上がらずに、試行錯誤しているときが、一番危ないです!
そう、マーケティング屋に頼りたくなるからです。
その道の方々は凄く優秀な方ばかりです。成功体験も当然持っています。
でも、社長はうまく使いこなさないといけません。。。
社長は、その成功体験のコピーが可能か(立地、業態、客層など)を冷静に
見極めるのが良いみたいです。
ボクも、マーケティング屋の「キレイな資料」に何度、クラクラしたことか・・・
やりたい、けど、今の能力ではこれは無理・・・クラクラ
一番危険なのは、その「キレイな資料」の中の要素を吟味して、自分が
できそうなものから手当たり次第始めてしまうことです。
そうなると、手のつけようがありません。
社長は、成功セオリーに則っていると信じていますので、なお更やっかいです。
要素だけマネした、都合の良い独自理論は、ほぼ失敗に終わります。
マーケティング屋の資料は、「社長の能力」次第ということですね。
ボクも使いこなせるように、修行です☆
真似する視点で考える
まだ軸が決まらない事業のときは、「そっくり真似する」視点がとても重要だと思います。
真似なんて・・・とムキになっても仕方ありません。
ご自分の事業環境に近い事例をとにかく探すことかなと思います。
近い事業環境で成功されている会社があれば、とにかく研究です。
そして、「そっくり真似」をして欲しいです。
どうすれば真似できるかを必死に考える方が、成果が出やすいと思います。
※真似には、知的所有権の問題がありますので、要注意です
正式にライセンスをもらう方法もあります。
ちなみに、ボクは、フランチャイズは「壮大な真似」と思っています(笑)
昔のことを思い出しながら、やっぱりビジネスは楽しいと感じつつ、運転していました☆