2017/01/09
トップがブレないこと
前回のその1の続きです。
前回は、ボクが現時点で8年間継続して行なっている洗車
ショップの革命的な商材の導入について、初めの数年間は
社員の反発だけでした・・・ところで一旦終わりにしました。
今回のWEBマガジンでは、どうやって、反発から「賛同」へ
組織が動いていったのか想い出してみます。
皆さんのご参考になれば幸いです☆
まずは、ボクの方針がブレないでいることが重要な要素
かなと思います。
ボクは、結構エラーを起こします(笑)
数年で失敗して撤退することも、多々あります・・・・
この洗車の商材というか洗車ショップの運営そのものを
啓蒙しているS社長とは、とても気があったのです。
ボクの選球眼がスゴイとかという訳ではなく、ボクは
このS社長のいうことは正しいと思っただけなのです。
この「正しい」と思う気持ちは今でも変わっていませrん。
ですから結果として、方針がブレなかったということなの
かなと思います。
組織への落とし込み方法
反発期間中は、年に3~4回は勉強会を開催しました。
勉強会終わったときは、「やろう!!」という雰囲気になる
のですが、1週間も経つと元の木阿弥・・・・
という状態を繰り返しました。。。
本当に困り果てました・・・
強制にしてもうまくいかなったのです。
人を変えてもらった
S社長は頭がとても聡明な方ですので、次の手を打ってきました。
勉強会の講師を変更してきたのです。K専務でした。
ボクには、S社長もK専務も同じことを言っているようにしか聞こえない
のですが、ボクのスタッフには違うように聞こえていたようです。
「これが人間の不思議です・・・」(笑)
その後はS社長、K専務が交互に、またはランダムにいらっしゃって
うまくスタッフと馴染んできました。
ウチのスタッフ側で気をつけたことは?
まずは、店長だけを孤立させないことです。
最悪パターンは、ボクと店長、S社長の3人で密会をして、
あとは店長ヨ・ロ・シ・ク!!と爆弾を置いていくことです(笑)
店長は困り果ててしまいます。
勉強会には必ず店長の補佐となる人を複数出席させることです☆
この補佐となるスタッフの人選が困難を極めました。
数年間かけて3~4人に絞られてきました。
ボクの人選の見極めがスゴイとかではなくて、
ただ愚直に勉強会に出してみて、その後経過観察し、
興味ありそうなスタッフ、結果がちょっとでもでたスタッフを
残していって、また勉強会を開催して・・・・と
繰り返し、繰り返し、行なった結果です。
自然にチームが出来たと言った方が正しいです。
このプロセスには即効薬はなさそうです。
工夫のポイント
自然にチームが出来ると、自然に結果が出てきました。
ここまで行けば風土になるので、強いと思います。
皆さんが知りたいのは、この風土が出来る前の工夫だと
思います。
今思うと良かったのは、S社長のお知り合いのTさんに
現場に数ヶ月間寄り添ってもらったことが効いているのかも
しれません。
人って、同じことを同じ人から繰り返し聞くと、飽きてしまう
ようです。違う人から、ちょっと違うニュアンスで、同じことを
聞くと素直になれたりします☆
ボクは、時には意地になって、同じことを同じ手法で
繰り返してしまうようです。
ここはしっかり反省して、スタッフが受け入れやすい状況を
作ってあげることが大事なのかなと、最近は考えるように
なりました。
この発想に至ると、「自分が何とかしなくてはならない病」
から少し脱却できるので、ボク自身も気持ちが安定してきました。
イライラも減ってきたのかなと感じています。
今は、この洗車の画期的な商材は、お店に顔を出すたびに、
POPが変わっていたり、お客様が増えていたりしていて、
とても良い循環になってきました。
これからが楽しみだなぁ、と思いつつ、組織の成長を感じる
ことができています。
仕事は楽しいなぁと思いながら、早朝のドライブをしていました。